今橋 みづほの最近のブログ記事

教員エッセイ:「海峡を渡るバイオリン」を読んで

 最近、ある先生の勧めで「海峡を渡るバイオリン」という本を読んだ。この本は、朝鮮半島で生まれ、その後日本へ渡り、バイオリン製作者となった陳昌鉉という男性の半生を綴ったものである。

 独学でバイオリン製作者として大成するまでの日本での苦悩の日々を綴った部分も感銘を受けたが、朝鮮半島での生活ぶりも印象深かった。陳氏が幼少時代を過ごした当時は日本の占領下にあった時代であり、朝鮮半島で生まれ育った陳氏の目に映った日本という国と日本人についての記述が多くあったが、それをとても興味深く読むことができた。

 私は今まで、戦時中に日本が他国に対してしてきたことについて、日本人から話を聴いたり、日本のメディアを通して知ることはあったが、朝鮮の人がそれについて語っているものを目にするという機会には巡りあったことがなかったため、心に残るものが多くあり、新たな視点で日本と朝鮮の歴史を振り返ることができたような気がした。

 そして、日本と朝鮮のこれからの関係つくりの重要性を再認識した。当時の朝鮮は今では南北に分かれ、異なる国として成り立っている。特に北朝鮮の動向は現在では国際問題になっており、解決の糸口もなかなか見出せない状況にある。

 この本を読んで、日本と朝鮮の歴史のなかには多くの犠牲者が存在していることも再認識した。日本と朝鮮半島・・・これらに住む人々は使う言葉こそ異なるが、顔だちも肌の色も同じである。近くて遠い国にならないように、友好関係をしっかりと結んでいければよいと感じた。

 これはあくまで私が読んでみての感想ですので、興味がある方は是非ご一読をお勧めいたします。


今橋 みづほ

教員エッセイ:RAC活動のススメ

 私が去年まで在籍し活動していたローターアクトクラブ(ROTARACT CLUB、以下RAC)の紹介をいたします。

 RACとは1968年に国際ロータリーが推進し、創設し、ロータリー・クラブが提唱・スポンサーをしている18歳から30歳までの青年男女の集まりです。RACの目的は個々の能力開発に役立つ知識や技能を高めて、それぞれの地域社会の物質的・社会的ニーズに取り組み、親睦と奉仕活動を通じて全世界の人々により良い信頼関係を推進するための機会を提供することにあります。

 RACは全国に423クラブ存在し(H16現在)、福島県内には7クラブあり、私はそのなかのひとつであるいわき平RACに8年間在籍していました。いわき平RACの主な活動としては社会奉仕活動として、福祉施設訪問、清掃活動、あしなが育英会への支援、チャリティーコンサートの実施などを行いました。また、社会人としての教養を高められるような文化講習としてお茶会、華道、テーブルマナーを開催したり、各種専門分野で活躍する方を招き講演会を開催したりしました。RACは親睦を重視していますが、それには理由があります。人との親睦によって人を顧みるゆとりができ、相手の身になって考えることができ進んで人のために尽くす心が湧き起こり奉仕の志が生まれます。心の底から湧き上がった奉仕の志のもと様々な活動が展開されていくのです。このように親睦によって奉仕が生まれるという考えに基づき、多くの楽しい親睦活動も企画されています。

 一定の制限はありますが自分たちで考え、計画し、実行するという機会を得たことで様々な経験ができ、多くの知識を身につけることができたと実感しています。集団に属することは何かと煩わしいと感じることも多いかもしれませんが、集団に属することによって得られるものも多くあると思います。集団のなかで自分とは違った性格の人、経験の異なった人、異なる環境で育った人とかかわり意見を交換し合うことで、自分の欠点、長所が発見でき、人の見習うべき言動、あるいは考えさせられる態度に遭遇します。このような状況のなかで活動することによって心を許しあえる友達ができたり、自分を制することを学んだりして自己研鑽、自己開発がなされていきます。RACの活動を通して学んだことは家庭や職場においても十分に役立てることができます。そして同じ目標に向かって考え、計画し、実行し、多くの苦楽を共にした多くの仲間は「生涯の宝」になることと確信しています。

 RAC.jpgRACの活動に興味のある方は是非一度例会に参加してみることをお勧めいたします。
 いわき平RAC 連絡先:いわき市平白銀町4-13-2F
 (いわき平ロータリー・クラブ事務所内)
 TEL兼FAX:0246-25-3000

                                                
今橋 みづほ